浜松市認定農業者協議会 ブランディング(ロゴ)|静岡
BRANDING
〜天竜の風景を、デザインする。〜
天竜茶 ブランディングプロジェクト
浜松市認定農業者で構成される「認定農業者協議会」による取り組みとして、
天竜地域の農産物を広く知ってもらうための展示・販売が、
AZLM CONNECTED CAFE 渋谷地下街店にて実施されました。
(2023年1月末まで)


AZLM CONNECTED CAFE 渋谷地下街店
*画像、ご提供いただきました。
山深い天竜で育まれた農産物を、 東京・渋谷という都市空間でどう伝えるか。
本プロジェクトでは、 地域の背景を視覚言語へと翻訳することを軸に、 ブランディング全体 (ロゴ/イメージビジュアル/パネルデザイン)を担当しました。
出展商品
・やぶきた茶 薫(かおり)(中小路園)・特上煎茶 (栗崎園)
・天竜区のお茶飲み比べセット
(栗﨑園(認定農業者協議会天竜支部))
・天竜区のお茶飲み比べセット ボトル付き
(栗崎園(認定農業者協議会天竜支部))
・遠州山のお茶 緑の精(井口園)
・缶詰茶ご贈答セット(カネタ太田園)
・山のするめ大根(笑顔畑の山ちゃんファーム)
天竜茶という「土地の個性」
天竜茶が生産される天竜地区は、
日照時間が短く、寒暖差が大きい山間地。
霧が立ち込める環境が、
浅蒸し茶に適した柔らかな茶葉を育てます。淹れた際の水色は、浅蒸しらしい若葉色。 しかし味わいは、 見た目以上に濃く、芯のある旨味と渋みを持つ。
この「外見と中身のギャップ」こそが、 天竜茶の個性であり、 ブランディングにおいて重要なヒントとなりました。
また、同じ天竜区・春野町で作られる「春野茶」は、 よりやわらかく穏やかな味わい。 今回展開された『天竜区のお茶飲み比べセット』では、 産地内の違いを体験として伝える構成としています。

天竜区のお茶飲み比べセット


コンセプト
「あおぐ のぼる 天竜。」
テーマコピーは、あおぐ のぼる 天竜。天 に 竜 のぼる
空 に 月 のぼる
すべて、天竜に実在する地名。
山深い天竜では、 空が近く、月が低く感じられる瞬間があります。 夏の強い日差し、 山から立ちのぼる霧、 上へ上へと伸びる木々や茶葉。
土地そのものが持つ 「のぼる」というベクトルを、 ブランドの軸として言語化しました。
なんだか縁起がいい!!
ビジュアルデザインの考え方
メインビジュアルでは、
かつて「暴れ天竜」と呼ばれた天竜川をモチーフに、
竜がまちを泳ぐような構図で表現。自然の厳しさと、 そこから生まれた産業・景観の力強さを、 象徴的なビジュアルへ落とし込みました。
カラーリングは、 浅蒸し茶を思わせる若く透明感のある緑と、 天竜川の流れをイメージした深みのある青。
商品そのものを語りすぎず、 背景にある風景と時間を想起させることで、 都市空間の中でも「天竜らしさ」が静かに立ち上がる設計としています。
地域の物語を、視覚化する
天竜の自然、地名、歴史、産業。
それらを直接説明するのではなく、
デザインの余白として残すこと。渋谷という日常の延長線上で、 ふと立ち止まり、 「これは、どんな場所のお茶だろう」と 想像してもらえることを目指したブランディングです。
この度は、関わらせていただきまして
ありがとうございました。

