高千穂の夜神楽を鑑賞

重要無形民族文化財指定の高千穂の夜神楽(よかぐら)を見てきました。
高千穂の夜神楽は、天照大神が天の岩戸に隠れられた折に、
岩戸の前で天鈿女命が調子面白く舞ったのが始めとされています。

宮崎県西臼杵郡高千穂町に伝わる民俗芸能で、
毎年11月中旬から2月上旬にかけて、町内のおよそ20の集落で
それぞれ氏神を民家等に迎えて奉納される神楽の総称だそうです。

幸多き秋の実りに感謝し、来年の豊穣を祈願するため神々に33番の神楽を奉納。
その中の4番を見てきました。


1、手力雄の舞(たぢからおのまい)
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2、鈿女の舞  (うずめのまい)
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3、戸取の舞  (ととりのまい)
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手力雄の舞 から 戸取の舞 では
舞に熱中し過ぎて、白い顔から赤い顔になったことを表しているそうです。


4、御神躰の舞(ごしんたいのまい)
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イザナギ・イザナミの二神が酒をつくって、仲良く飲んで抱擁し合い
夫婦円満を象徴している舞ですが
観覧者を巻き込んで、愉快なストーリがつづきます・・・・・

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神楽面の彩色や表情が豊かで神聖な世界。

神楽面 と 舞 が合わさることによって、
力強い顔が、さらに力強く
優しい顔が、さらに優しく
コミカルな顔が、さらにコミカルに 感じます。

舞と、笛と太鼓の音だけでの
日本文化の繊細で豊かな表現力に感銘を受けました。

やっぱり本の知識だけでは味わえない、実物ならではの醍醐味です。

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