偶然?!

『神話の里 高千穂』最終日。

『高千穂』に行きました。
昨夜の雨が上がり、空は青空。
木々のホコリは雨に流されて、とても鮮やかな緑色をしていました。
写真撮影なら、“自然”のコンディションがいい一日。
水位は上がっていたものの、ボートでゆったり、30分。

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次に、芸事の神様の『荒立神社』を地元の方に勧められ、お参りに。
芸能人も訪れる神社なのだそうですが、
そこで、コオロギさんという宮司さんにお話を伺うことができました。
本来ならば、なかなかお会することが難しいようで
全国からも、この宮司さんを訪ねてたくさんの人が見えるそうです。

デザインの仕事も芸事のひとつと考え、
これからのポルトデザインはもっと、もっと成長するのかしら?
と期待しつつ、いろいろお話しを伺いました。


さらに、『高千穂神社』に行ってご祈祷をお願いしました。
厳かな雰囲気の中、本殿に上がりご祈祷開始。
終わった後、ご祈祷してくださった神主さんとお話する機会をいただきました。

まずは、本殿を見せていただきながらのお話。
延岡藩主内藤政脩(まさのぶ)を大檀那として安永7年(1778)に完成したもので
五間社流造(ごけんしゃながれづくり)。
造営には大分城下鶴崎の大工等が携わったこと。
欅材を用いて丁寧なつくりで装飾細部も充実していました。

今でもその材が朽ちないで、残っているのは、
鎮守の森に、本殿が守られていたことを意味します。
現在、鎮守の森はかなり大きく成長していますが
どんな理由があっても、樹を切る事は許されていないそうです。

さらに奥に入り、
源頼朝より奉納されたという、鉄製の狛犬一対を見せていただきました。
鎌倉期の名作とされ、国指定重要文化財に指定されています。
この鉄製の狛犬は、真ん中で繫ぎ合わせてあるのですが、
左右別の顔を持っています。
ひとつの狛犬には、『怒』と『楽』の顔。
もうひとつの狛犬には、『喜』と『哀』の顔。
これは『喜怒哀楽』を見せないことを美徳と考える源頼朝が
自分自身の『喜怒哀楽』を隠し、
狛犬に置き換えてつくったのではないか、と言われているそうです。

そして、『夜神楽』の話にもなりました。
神主さんも、『夜神楽』の舞手のひとりだそうです。

  『神話の高千穂夜神楽まつり』に、夜通し舞う神楽を
  1番から33番まですべてを見ると、本当に感動するし、
  眠くなったら寝ればいいから、一度見においで・・・・

と、1時間近くお話してくださいました。


最後に、『天岩戸神社』へ。
『天安河原』にも、もちろん行きました。
たくさんの人々の念が、積まれた石に込められていると思うと
なんとも近寄りがたい恐怖と、同時に
研ぎ澄まされた空気感に緊張感がありました。


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そして、天岩戸神社の帰り道。
一本の電話。
お仕事のご依頼です。
パワースポットの効果?! 偶然?!


今回の出張の中には、これらの神社巡りも入っていました。
今まで、なかなか行くことのできなかった『高千穂』のことは
映像や、本、写真でしか見たことがなかったので
実際に目で見て、感動と経験値が増えました。

『神話の里 高千穂』で生活する方々は
しっかり神様を大切にし、
他県から来た私たちを、とても優しく受け入れてくださいました。

また、いつか行こう! と思いました。

同行者さんとも無事に帰宅。おつかれさまでした。そして、ありがとう。
明日からもがんばります。

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