爪を切る指が十本ある

書道のお稽古にて、先生からお題になった句。

  『 爪を切る指が十本ある 』

尾崎放哉の俳句です。
大正時代の初め(1885~1926)年に、放浪の詩人がいました。

爪を十本切ったら、指が十本ある。
爪を切り終わって広げてみたら、十本ある。
何も特別な事はなく、ごく当たり前のことです。
けれど、それを当たり前のことと取らず、十本の指を眺め
不思議や驚きとで、ここにかけがえのない自分、また
不思議な自分がここに存在する、ということを素直に言い表した句です。

感性の研ぎ澄まされた人は我々とは違うな、と思います。

当たり前のありがたさに気づき、感謝することができれば
自分のまわりの人や物や事をありがたい存在だと、大切にする気持ちが
自然わきあがってくると思うのです。   

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